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汎用系はなくならない?明確な5つの理由と汎用系の未来を解説

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汎用系はなくならない?明確な5つの理由と汎用系の未来を解説

こんにちは!        タカトです。
 
今のIT業界は「オープン系」が主流ですが、オープン化が主流となる前は「汎用系」が主流だったのをご存じでしょうか?「汎用系・・・?」と言われてピンとくる人は数少ないと思います。何故なら汎用系の新規開発はほとんど行われておらず、新規案件はオープン系がメインだからです。汎用系は運用保守がメインになります。
新規開発はないけど、オープン系に切り替わらず無くならないって不思議ですよね。
今回は汎用系がなくならない理由と汎用系の未来について解説します。
 
当記事はこんな人にオススメです。
・一昔前に主流だった汎用系について知りたい
・今の現場が汎用系主流なので未来について興味がある
・実は汎用系のエンジニアに憧れている

汎用系とは?

システムを開発する上でパソコンは必須です。
昔は「汎用機」という大型のコンピューターを用いており、そこに向けてのシステム開発を総称して汎用系といっています。
汎用系の特徴は、様々な目的の処理を1つの大型コンピューターで処理できることです。
 
データが多いと処理に負荷が掛かったりしますが、汎用機自体が演算に長けているため処理速度も早く短時間で処理が可能になります。

汎用系とオープン系との違い

汎用系は1つの大型コンピューターで処理するので動作に安定性があるのと、ネットワーク等に繋がないので高いセキュリティ性があります。(ほぼオフライン状態)
 
オープン系は様々なパソコンをネットを介して繋ぎ処理をするため、回線が不安定になると処理は遅くなりますし、ネットを介する分セキュリティ面で外部から攻撃を受けやすいです。
これだけ聞くと「汎用系の方が良いのでは?」と思いますが、汎用系は莫大なコストが掛かります。というのも1台の大型コンピューターをそのためだけに購入しないといけないのと、大型コンピューターの維持コストがオープン系と違い割高になります。なので一概に汎用機が良いというわけではないんです。

汎用系の主なシステム

汎用系のシステムは身近なもので使われているのが多く、代表的なのは銀行です。
ほぼ全ての銀行は汎用系のシステムを使っています。
これは当時汎用系が主流だったのと、銀行のシステムはそれぐらい昔から存在していたからです。
また、汎用系は大規模な演算処理に長けているため銀行のシステムとしてはうってつけというワケです。
銀行以外でも、自動車関連、クレジットカード、保険など昔から存在しているシステムはほぼ汎用系を使用しています。

オープン系が主流となっているのは何故?

汎用系は先ほど述べましたが莫大なコストが掛かります。
1台の大型コンピューターを購入し、専用の場所を借り、熱が上がらないよう空調を常に入れておくなど維持コストが驚くほど出ていきます。
オープン系はパソコン1台と置く場所さえあれば維持コストはそこまで掛かりませんし、処理自体もネットワークを介して行うので、熱もそこまで上がりません。
開発のしやすさ、コスト面で圧倒的にオープン系の方が安上がりのためオープン系が主流となってきてます。
 
とはいえ、汎用系がまだまだ無くなっていないのには5つの明確な理由があります。

汎用系がなくならない5つの理由

1.システムの複雑化とブラックボックス


汎用系システムはとにかく古いため、今のシステムのように最適化されていません。
そのため、膨大な数のプログラムで組まれており、システムが複雑化したままです。
最適化しようにも、資料が紙ベースでしかなく解読も難航し、ほぼブラックボックス化。
正しいのはプログラムだけど、プログラムも複雑といった状態のため、結局手が付けられずにいます。

2.有識者の高齢化

システムを運用保守していく中で、全容を知っている人が存在します。汎用系は非常に古いシステムが多く、有識者がそれなりのご高齢になっていたり、下手したら定年退職しています。こうなるとオープン化しようと思っても、システムの全容やオープン化に伴う影響範囲がつかめません。ちゃんと技術や知識の継承ができていれば事なきを得ますが、それが出来てない会社が数多く存在しているため、オープン化を諦める会社も少なからず存在します。
 

3.ドキュメントが整理されてない


有識者が不在ならドキュメントを確認すればよいのでは?と思いますよね。
 
ここにも問題があり、昔は全て紙で行っており、仕様書・DB設計・テスト仕様書なども全て紙です。しかも手書きで読めない字もあったります。これを電子化していれば多少なんとかなりますが、資料が膨大な量なのでほとんど紙ベースのままが多いです。紙ベースから読み解くのは至難の業で、これを元にオープン化となると正直厳しいところがあります。
 

4.オープン化に伴い莫大なコストと時間が掛かる

オープン化するということは維持コストは下がりますが、開発コストと時間は計り知れないお金と労力が掛かります。現行システムの解析、新システムの開発、大型汎用機の撤去費用
など、とにかくお金が掛かるんです。開発期間も1年では済まず3〜5年という長期的な期間で段階的に移行していくため、長期的な要員確保も必要です。その要員確保も必要最低限のコストでやろうとするので、人が集らず人手不足のまま走って炎上・・・なんてこともあります。ちゃんと余裕のあるコストを出してくれれば良いんですが、一番最初に削られるのは要員コストなので悩ましいところだったりします。

5.上が首を縦に振らない


上の人間はオープン化するメリットを理解しつつ、総合的に判断します。
開発コスト、規模が大きければ大きいほどシビアになりますし、元々動いていたシステムの機能は絶対的に保証しないといけないためメリットは分かるけど・・・ということが起こります。また、古い考えの人がいると操作性が変わることで、操作手順を覚えなおす手間になるため拒む人もいたりします。こういう人たちからYESを貰うのは大変で、結局既存ホスト系のままになることは普通にあります。そういう人たちの言い訳は「現状動いてる緊急性がないならそのままで」といって他のプロジェクトを優先します。ホストも機器の保守期限があるので割と急ぎなんですが、現状動いてるというのが足かせにもなっているようです。

汎用系に未来はあるのか


10年汎用系の業界にいた私の見解として、汎用系はなくなることはほぼ無いです
上記5つの理由から、予算がないとオープン化はできないですし、汎用系の言語(主にCOBOL)を読める若い人がいないからです。こうなるとオープン化自体が難しく、現状の汎用系を維持することになります。なので未来はあるけど、そんな明るい未来ではないというのが本音です。

まとめ:汎用系はなくならないけど技術習得するならオープン系がおすすめ


なくなることがないなら汎用系を学ぶのもありだと思います。
技術者もどんどん高齢になっており、若い技術者は重宝されます。ただ、汎用系の言語はこれ以上の進歩がないため技術力の向上は不可能です。逆にオープン系は今も尚、進歩しており技術力の向上も可能です。主流となっている分、案件も数多くあるので汎用系で重宝される技術者になるよりは、日々技術の向上を図りながら、様々なプロジェクトに携われるオープン系をオススメします。
 
プログラム言語は合う合わないがあるので、実際にやってみて自分のキャリアにあった選択をしてみてはいかがでしょうか。
 
本日も読んでいただきありがとうございました。


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タカト

タカト

2児に父でフリーランス歴8年目、主にPMO・サポート業務をメインに案件をこなしています。Webライターとしても活動中。