フリーランスエンジニアの必須スキルとキャリアの入り口

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Bilbase株式会社代表の佐藤です。建設業への人材不足・属人化を解消するプロダクト提供を軸に、Webサービス・システム開発を行う会社を経営しており、フリーランスエンジニアのみなさまに仕事を依頼しています。会社を立ち上げる前は、私自身フリーランスエンジニアとして働いていました。

依頼側と受注側、双方の経験から、フリーランスエンジニアを目指す人が意識すべきポイントについて、「フリーランスエンジニアになるための考え方」についてお話していきましょう。

まず、はじめに会社員エンジニアのみなさまは、フリーランスエンジニアにどんな印象をお持ちですか? 「どうやったらフリーランスエンジニアになれるのだろう」とか、「フリーランスエンジニアになっても生活は安定するのだろうか」など、不安に思う方もいるのではないでしょうか。

そこでまずは「フリーランスエンジニアの構造」を整理してお伝えしていこうと思います。

まずは結論

タイトルにもあるように、フリーランスエンジニアになるために必要なスキルは「納期を守ること」です。これだけでは、「では、どうやってフリーランスエンジニアになるんだ?」ということになってしまうので、これからその流れについて解説していきましょう。

ある程度の経験を積めばOK

納期が守れればそれでいいのかといったら、それは嘘になってしまいます。もちろん、エンジニアとしての経験値も重要です。会社員エンジニアの方とお話することも多く、その中で一番多かった相談としては、「どれくらいキャリアを積めばフリーランスになれますか?」でした。

答えとしては「実務経験が2年もあれば問題ない」ということになります。この辺は主観でもありますが、2年程度業務に従事すれば、ある程度エンジニアとしてのノウハウも身につけられ、「求められたものを期日までに仕上げる力」が身につくものだと思っています。

この「求められたものを期日までに仕上げられる能力」こそが、発注側の求める最も重要な項目といえます。

期日を守ることは簡単そうで実は難しいことでもあります。そのため、実務経験がまったくないとなると、なかなか難しいでしょう。そういう意味も含めて実務経験は最低でも2年はしておきたいのです。

フリーランスになる最良のタイミングとは

経験を積んで「さあ、フリーランスエンジニアになるぞ」と考えた時に気になることは以下のふたつではないでしょうか。

  • フリーランスになるタイミングはいつか
  • どうやって仕事を取ってくるのか


フリーランスを名乗るのは簡単ですが、仕事が来なければフリーランスになる意味はありません。そこでフリーランスエンジニアがどのように仕事を受注しているのか、図で解説していきましょう。

①準委任契約に多いケース

準委任契約に多いケース
▲会社員エンジニアにも当てはまる準委任契約をベースとしたケース。エンドーユーザーから依頼を受けた発注者から仕事を依頼されるパターンです

②請負契約に多いケース

請負契約に多いケース
▲こちらは理想的なフリーランスエンジニアのケース。エンジニア自身が直接エンドユーザーから依頼を受注することで、よりフレキシブルに動けるようになります

多くの会社員エンジニアの方にとって、フリーランスエンジニアのイメージは②請負契約に多いケースではないでしょうか? そして下記のような不安を感じてはいませんか?

  • 自分で営業に行かなければ食べていけない
  • エンジニアリング以外のことをやる自信がない


確かに、いきなり請負契約を受注するのは難しいです。よほどのコネクションがない限りはまず無理でしょう。ですので、まずは①準委託契約からフリーランスエンジニアとしてのキャリアを積んでいくといいでしょう。

準委任契約と請負契約の割合
▲経験を積むことで少しずつ請負契約の割合が増えていき、最終的には請負契約>準委任契約の構図に持っていくのが理想です

エージェントを活用して経験を積む

フリーランスエンジニアになって、準委託契約でキャリアを積むにあたり、最も効果的なのが「エージェントを活用」することです。「エージェント」とは、言わばフリーランスエンジニア向けに案件を紹介してくれる会社。

エージェントと報酬
▲エージェントを介すことで受け取る報酬は、請負契約よりも減ってしまいますが、駆け出しのフリーランスエンジニアにとって安定して仕事を受けられるというメリットは代えがたいものがあります

駆け出しフリーランスエンジニアの方はこうした「エージェント」を利用するケースが多いので、これからフリーランスエンジニアとして走り出そうという方も、エージェントと連携しておいたほうがいいでしょう。

そうすれば、「今すぐにフリーランスとして動き出せる!」という気持ちになっていると思います。それくらいエージェントはフリーランスエンジニアとしての「働き方」や「キャリアの入口」を導いてくれる存在なのです。

まとめ

今回はフリーランスエンジニアとして新しいキャリアを踏み出す人の後押しができればと思い、キャリアや働き方についてまとめました。

そして「フリーランスエンジニアになりたいけど通用するか心配……」という方へ、私から言えることは「フリーランスとして働くために必要なのは、一日でも早く小さな一歩を踏み出すこと」です。

さまざまな会社員エンジニアの方の相談を受けた経験上、「フリーランスエンジニアとして通用するのかどうかを実証せずに立ち止まっている」そんな方が多くいらっしゃいました。

日々、進歩する技術とともに学び続けなければならないエンジニアですが、フリーランスエンジニアに興味があるならば、ポイントを押さえ、一歩踏み出してみることをおすすめします。

先日エンジニアファーストのキャリアアドバイザーの方とお話させていただく機会がありましたが、ひとりひとりに対する本気度が伝わってきて、非常に信頼できるサービスだと感じました。

今後フリーランスエンジニアとして頑張りたい方や、案件を探されている方は相談してみてはいかがでしょうか?

この記事が皆さんのキャリアアップに繋がるキッカケになったら幸いです。
ではまた!

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佐藤元典(Bilbase株式会社)

佐藤元典(Bilbase株式会社)

Web開発を通じて建設企業の課題解決を行うBilbase株式会社 代表。バックエンドエンジニアを経て現在はプロジェクト統括も行っています。グラントホープさんを通してエンジニアメンバーも募集予定!