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サルでも分かる!RPAを分かりやすく解説
こんにちわ! タカトです。
皆さん「RPA」ってご存じですか?
私は業務でたまたま知ったぐらいで、正直IT業界にいても聞くこと自体はそんなに多くないのが実情なのかなと思ってます。聞くと「あー、それをRPAっていうんだ!」となるぐらい馴染みがあるもので、今後企業で導入するところも増えていく気がするので知っておくと損はないかなと個人手的には感じてます。
今回はそんな「RPA」について、より分かりやすく解説していきます。
IT用語が苦手だったり、英語が苦手な人でも大丈夫です。
RPAとは「ロボットが人の代わりに業務こなすこと」
RPAは「Robotic Process Automation /ロボティック・プロセス・オートメーション」の略になります。いきなり英語だと「うーん…」となりますが、こんな風にバラすとイメージが湧くのではないでしょうか。
ロボット=ロボット
プロセス=工程
オートメーション=自動化
あなたがやってたことを、ロボットが自動でやってくれることを意味します。
昨今では配送会社の荷物の仕分けを人の手ではなく、ロボットがやってるところが増えてきましたよね。あれも一種のRPAに該当します。
毎日かなりの量の荷物が動くので、それを自動で仕分けしてくれるのは相当助かります。
もちろん、日々の事務作業もRPAで動いているところがありますが中々浸透してないのが実情です。
日本での浸透率は4割ぐらい
画像を見ていただくとわかりますが、日本での導入率は4割ほどです。
しかもこの推移は年商50億以上の企業を対象としており、50億未満の企業の導入率は10%、準備中・検討中企業は25%、未検討が64%という数字になってます。
まだまだ日本では浸透してないのが実情になります。
RPAが浸透しないのは3つの理由がある
その1:導入コストがネック
「導入するぞ!」といってもコストが掛かります。
コストは主にこの2つで、
・導入コスト
・ランニングコスト
導入コストが掛かるのは当然なのですが、ランニングコストは主にライセンス料に該当します。
1ライセンス月々いくらという感じで、身近なもので例えるとサブスクと同じようなものになります。5人の社員端末にRPAを入れると、5ライセンス必要になるのでそれだけのコストが毎月掛かるということです。
このコストをかけてまで業務を自動化したいか?というと、「それだったら今まで通りでいいや・・・」となるケースが一番多いようです。
その2:トライアル期間で諦めてしまう
RPAは導入する前に必ずトライアル期間というのがあります。
トライアル期間は実業務をやりながら、RPAを動かして今までの業務に支障がないか判断するためそれなりの時間が掛かります。
もちろん、トライアルは完璧ではないので不具合もおきますし、それを報告して、より精度をあげていく必要があります。
これを業務と平行するのは中々大変なんです。
トライアルはやり始めは意気込むんですが、次第に手間がかかることの大変さに気付き、どっかのタイミングで切り上げてしまう企業も数多く存在します。
その3:日本人特有の人の手の方が良いという文化
中小企業にありがちですが、やっぱり人の手の方が・・・という考え方です。
何だかんだ日本人は自分や人の手に拘る習慣が強いように感じます。
RPAを導入するメリット
メリットは主にこの4点です。
①単純作業の自動化
②自動化によるミスの削減
③人間にしかできない仕事に集中できる
④24時間365日作業ができる
①単純作業の自動化
RPAの最大のメリットです。
今まで手でやっていたのをロボットが自動でやってくれます。
ポイントは「単純作業」というところで、日々の業務の中で同じようにやらないといけないこと(=ルーチンワーク)というのが存在すると思います。そういった作業なら自動化は可能になります。逆に考えたり、応用をきかせないといけない作業はRPAでは実現不可能になります。
②自動化によるミスの削減
自動化することでミスが大幅に減ります。
ミスが発生する理由は主に
・集中力の低下
・疲労
・飽き
ロボットにはこの概念がないのでミスの誘発はほぼゼロになります。
③人間にしかできない仕事に集中できる
日々の業務をやってると「あれもやってこれもやって・・・」などタスクに追われたりします。そのタスクの中でも単純作業をRPA化すれば、自分で考える必要がある作業のみに集中できるので非常にメリットは大きいです。
また、タスクが減るわけなので残業が減り、会社からしても社員からしてもお互いwinwinの関係にもなります。
④24時間365日作業ができる
ロボットは疲れることもなければ、寝なくても永遠と作業ができます。
人件費も掛かりませんし、壊れない限りは365日、半永久的に作業ができるというわけです。
経営者からすると、これだけ良い人材(?)は居ないのではないでしょうか。
RPAを導入するデメリット解説
デメリットは存在します。これが無かったら全ての会社が導入しているはずです。
主なデメリットは3つです。
①コストがかかる
②例外処理に対応できない
③エラーが発生すると動作が停止する
①コストがかかる
前述の浸透しない理由でも触れました、とにかくRPAはコストが掛かります。
特にランニングコストはRPAを使う間ずっと掛かってしまうものなので、それなりの額になってきます。それに見合う対費用効果を見出せないと導入するのは正直難しいと思います。
②例外処理に対応できない
例外処理というのは「本来こういう命令(データ)しか来ないはずが、違うデータが来ること」を意味します。
RPAは「こういう命令(データ)が来たら、XXXをしてね」と決まったことしかできないので、想定外のことに対する対応はできないのがネックになります。
「絶対に想定外はない」というのであれば、この心配ありません。
③エラーが発生すると動作が停止する
②の延長になりますが、例外処理に対応できないので例外処理が起きると動作が停止します。その場の対応もロボット自身ではできませんし、止まると業務が停止するので作業遅延にもなります。
単純で素直な分、予想外のことが起きた時のデメリットは非常に大きいかもしれません。
RPAが浸透することで人の仕事が無くなるの?答えは【No】です
RPAはあくまでも「単純作業の自動化」です。
考える必要があったり、複雑な作業は今の段階では自動化できないので人の仕事がなくなることは無いです。
ただ、工場の作業や単純作業のデスクワークはどんどん減っていく可能性は高いです。
精度という面でもロボットのが安定しますし、コストもかからないからです。
その分、人にしかできない仕事に注力させていくのが企業の課題なのかもしれません。
結論:RPAは人でしかできない仕事の価値づけができる
結論です!
RPAは単純作業をロボットに任せることで、人にしかできない仕事の価値を高めることができます。
導入までの道のりはちょっと大変かもしれませんが、それに見合ったメリットがあります。
そこから、人でしかできない仕事に集中し価値を高めていけば企業としても、より力がついていくのではないかと私は思います。
まずはトライアルから相談していき、業務の一部でもRPA化してみてはいかがでしょうか。
当記事を読んで頂き有難うございました。
タカト
2児に父でフリーランス歴8年目、主にPMO・サポート業務をメインに案件をこなしています。Webライターとしても活動中。