フリーランス
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知っておきたい!エージェントに頼らない場合のフリーランスエンジニアの案件獲得方法
フリーランスエンジニアとは
フリーランスエンジニアとは、会社や団体などに所属することなく、仕事に応じて自由に契約する(フリーランス)と、機械設計や電子デバイス開発のエキスパートである(エンジニア)を掛け合わせた職業です。
近年、ITの進歩によりシステムエンジニアやプログラマーの需要が高まったことから、エンジニア=これらの職業を指すことが一般的です。
フリーランスエンジニアの平均年収は700〜1,000万円ほど。
というのも、フリーランスとなれば、自分で仕事を獲得する必要があり、その人の実績や営業力、提案力、人間力や人脈など、求められるスキルが多様に存在するためです。
この記事では、フリーランスエンジニアを目指すにあたって、どのような仕事の受注方法があるのか、仕事を獲得する上で必須となる信用の積み重ね方について紹介します。
エージェントを利用しない場合のフリーランスのメリット
フリーランスとして活動するには以下のメリットが考えられます。
①希望する報酬を自分で設定できる
会社員の場合、給料アップを狙うには、昇格、転職が一般的でした。
会社員と比較して、フリーランスのエンジニアとして活動する場合、自分が希望する報酬に設定することが可能です。
といっても設定することは簡単でも獲得することは難しいでしょう。
会社員と同様、フリーランスエンジニアもスキルや実績、信用を積み重ねることは必要項目です。
ただスタートした直後に自分が目標とする報酬を獲得できる人は、それほどいません。
仕事の獲得方法とスキルの両方を伸ばしていく必要があるというのを覚えておきましょう。
②スキルによって単価を上げられる
これも①と同じくフリーランスエンジニアとして活動していく中で培っていくものです。
短期間で獲得できるスキルもあれば、時間をかける必要のあるスキルもあります。
自分がどの位置を目指したいのか、しっかりとロードマップを描いた上で目指しましょう。
③経費計上することで節税が可能
フリーランスエンジニアとして活動するにあたって、経費計上はかなり大きなメリットです。
会社員時代はあらかじめ税金を引かれた額を給料として受け取っていましたが、フリーランスエンジニアとなれば、自分で確定申告する必要があります。
そのため、ある程度の支払い関係は経費として計上することが可能です。
節税面の知識をつけておくこともフリーランスエンジニアとして活動する上で重要なポイントと言えるでしょう。
エージェントを利用しない場合のフリーランスデメリット
フリーランスとして活動するには以下のデメリットが考えられます。
①収入が安定しにくい
③確定申告をする必要がある
①収入が安定しにくい
フリーランスエンジニアは自分である程度単価を設定できる代わりに収入が安定しにくいというデメリットがあります。
単発で終わる仕事もあれば、継続的に続く仕事もあるためです。
②ボーナスや手当がない
会社員時代は給料に加えて、定期的に貰えていたボーナスもフリーランスとなれば、ありません。
あらかじめボーナスを除いた報酬額を設定しましょう。
③確定申告をする必要がある
メリットの③でも伝えた通り、フリーランスは自分で確定申告する必要があります。
税制面の知識に加えて、申請方法や必要書類など、事前に知識をつけた上でフリーランスに臨みましょう。
仕事を獲得する方法
ここからはフリーランスエンジニアとして活動するにあたって仕事を獲得する方法についてご紹介します。
- 知人から紹介
- 直接DM
- クラウドソーシングサイト
- エージェント
- 求人サイト
知人からの紹介
仕事を獲得する上でおすすめしたい方法が知人からの紹介です。
すでに信頼関係の構築ができている知人からの紹介の場合、確実に仕事に繋がります。
紹介してくれた知人に恥をかかせないよう、与えられた仕事は最後まで責任を持ってこなしましょう。
直接DM
仕事を獲得する方法の一つとして、企業に直接DMを送る方法があります。
これは成果につながりにくい方法ではありますが、コツはあります。
応募する企業の情報をしっかりと把握した上で、自分が相手に何を提供できるのか、要点をまとめて送りましょう。
その際、ポートフォリオも忘れずに添付しましょう。
クラウドソーシングサイトを活用する
仕事を発注したい企業や個人がインターネットを通じて、不特定多数の人に仕事を依頼するためのWEBサービスであるクラウドソーシングサイトを活用して案件を獲得する方法も一つです。
メリットとして、WEB上で完結することに加えて、年齢や経歴が関係ないことが挙げられますが、単価が低いというデメリットもあるので、把握した上で判断しましょう。
エージェントを活用する
仕事を獲得する上で必須となるのが、営業力。
ですが、経験がない人にとって、自分で仕事を獲得することはハードルが高いと感じる人も多いでしょう。
そんな場合はエージェントに案件獲得の代行を任せる、という方法もあります。
自分のスキルに見合う案件を紹介してくれるので、これが一番楽ですし、営業する必要がないので安心です。
求人サイト
最後に紹介するのは、「indeed」などの求人サイトを活用する方法です。
求人サイトには正社員の募集のほか、業務委託の形式で人材を募集していることもあります。
ただこちらも直接企業にDMを送ることと同様、採用につながりにくい方法ではあるので、コツコツを挑戦する必要があるでしょう。
信用を積み重ねること
フリーランスとして活動するにあたって、仕事と並行して獲得しなければならないのが「信用」
ここからは信用を積み重ねる方法についてご紹介します。
- レスポンスは早く
- 一度受けた仕事は最後までやりぬく
- 納期を守る
- 資料を準備しておく
- ポートフォリオを準備しておく
レスポンスは早く
仕事をお願いする上でレスポンスの早さは信用に大いに関係します。
一日遅れて返事が来る人と、瞬時に返事が来る人。
あなたはどちらに仕事をお願いしたいと思うでしょうか。
答えは一目瞭然です。
一度受けた仕事は最後までやりぬく
信用を積み重ねる上で一度受けた仕事は最後までやり抜くことが基本です。
これはフリーランスだけでなく、仕事をする上で全ての人に共通して言えることでしょう。
一方で、エージェントを利用する場合は、営業に稼働状況の相談がすることができます。最後までやりぬくことは大切ですが、無理しすぎることもよくありません。自分にとってデメリットが大きい現場は抜けることもできます。
納期を守る
これも仕事をする全ての人に共通して言える基本的な事柄です。
相手との約束を守ることはもちろん、自分との約束を守りましょう。
こちらももちろん大事ですが、納期を守れないほどの業務量を任されている場合もあります。
取引先へ直談判することはハードルが高いですが、エージェントを利用する場合は
営業が自分の代わりに取引先へ交渉してくれます。
資料を準備しておく
これはフリーランスとして活動bするにあたって用意しておきましょう。
円滑に商談を進める上でも資料は必須です。
自分の経歴や実績・スキル、好きなこと、なぜこの仕事をしているかなど、思いの部分を記載しておくと、より信頼につながるでしょう。
特に経歴書は商品です。よく言われることですが、経歴書はその人自身を表すといわれるほど大切です。
自分がやってきたことを細かくしっかりと書きましょう。
エージェントを利用する場合は取引先へ提出する前に添削してくれます。
書き方により単価も変わってくる場合もあるので、プロに見てもらうことも大事ですね。
ポートフォリオを準備しておく
資料に加えて、準備しておくと良いのが、ポートフォリオ。
一目で実績やスキルが伝わるので、準備しておくとより円滑に仕事が進むでしょう。
終わりに
今回は「エージェントに頼らない場合のフリーランスの仕事の獲得方法」をご紹介しました。
冒頭で触れたように、仕事を獲得するためには、実績やスキル、信用を積み重ねることに加えて、営業力、提案力、人脈など、様々な能力が必要です。
全てを完璧に備えることは難しいことですが、時間をかけて獲得する+難しい箇所は専門家やシステムに頼る、ということも一つの方法かと思います。
はじめてフリーランスになる方は特にエージェントを利用することをお勧めします。
この記事が参考になれば幸いです。
中川 里美(ナカガワ サトミ)
20歳の時にアメリカで出会った経営者に誘われてライターの道へ。 自分の事業と並行して趣味レベルでライター業に取り組んでいたが、 その後のリモートワークやネットビジネス業界の普及により、 ネット環境があれば、どこでも仕事ができるライター業の魅了を再認識する。 現在、リサイドのライターとして、記事を執筆中。 好きなことは、旅と美味しいものを食べること。 今年の目標であったバンジージャンプと滝行と富士登頂を達成し、来年の目標を思考中。