【フリーランス志望者必見!】フリーランスになる前に準備しておきたいこと

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はじめに

「好きな時に好きな場所で仕事をする」数年前は夢のまた夢だったフリーランスという道も、ITの進化やワークスタイルの多様化により、挑戦しやすい世の中となりました。
とは言え、一体”何から手をつけて良いのかわからない”という人も多いでしょう。
一見、ハードルが高く見えるフリーランスですが、しっかりと準備をして行動すれば、問題なくスタートすることが可能です。
 
今回はフリーランスを目指したい方向けに、「会社を辞める前に準備しておくこと」、「移行期間」、「実際にフリーランスになった後」の3場面を分けて、準備するべき事柄をまとめてみました。

会社を辞める前に準備しておきたいこと

フリーランスになると決めてから、
事前準備なしに挑戦することは危険です。
まずはしっかりと準備をして、一歩踏み出しましょう。
 
 
資金・信用を貯めておく
・生活資金を貯めておく
・事業資金を貯めておく
・クレジットカードを準備する
・銀行口座を開設する

生活資金を貯めておく

フリーランスの収入は不安定になりがちです。
特に事業をスタートした時点は収入がほぼゼロに近い状態がしばらく続くこともあります。
収入がゼロになった時を仮定して、半年間収入がなくとも最低限の生活ができるよう、ある程度、生活資金を貯めておきましょう。
お金(貯蓄)は日々の安心を生みます。
安心があれば精神面も安定して事業を進めることに繋がります。

事業資金を貯めておく

生活資金に加えて、こちらも必須項目です。
SEなど商品に形がない場合でも、後に紹介する事務所家賃や備品、通信環境を整えるためのランニングコストは必ずかかります。
今後必要となる項目と金額をリストアップしておいて、必要となる事業資金を計算し、生活資金とは別で貯めておきましょう。
もちろん融資という方法もありますが、返済の必要に加えて、フリーランスの場合、会社員と比較して信用が下がりやすい傾向にあるため、ある程度、自己資金を貯めておくことをおすすめします。

クレジットカードを準備する

オフラインでの決済に加え、オンラインでの取引でクレジットカードは必ず必要となります。
フリーランスになれば、審査が厳しくなる場合もありますので、会社員の間に審査を通しておきましょう。

銀行口座を開設する

自分の生活口座とは別に事業専門の口座を作りましょう。
プライベートと通帳を分けることで売上管理や顧客管理が容易になります。
 
 
お客様とのやりとり
・ポートフォリオ作成
・SNSアカウント作成
・問い合わせ先の準備

ポートフォリオ作成

すぐに実績を提示できるよう、ポートフォリオを準備しておきましょう。
また、ポートフォリオはSNSなどの集客でも活用することができるので、整理しておくことがポイントです。

SNSアカウント作成

SEなどの仕事は実績が顕著に現れるため、SNSを活用した集客もおすすめです。
そのためには、3大SNSと呼ばれるフェイスブック、ツイッター、インスタグラムは最低限駆使しておきましょう。

問い合わせ先の準備

仕事を受注する上で問い合わせ項目は必ず必要です。
メールアドレスや電話番号などを準備をしてきましょう。

移行期間

会社に勤めながらできる準備が整えば、
次はいよいよ会社を辞めてから移行期間に入ります。
ここで準備不足や大きなミスがあると、今後のスケジュールにも大きな影響となります。
移行期間もミスなくもれなく準備を進めましょう。
 
年金の切り替え
・健康保険から国民健康保険へ
・厚生年金から国民年金へ

健康保険から国民健康保険へ

フリーランスになると会社員として受けていた今までの健康保険を受けることはできません。
フリーランスとして活動する場合は、国民健康保険への加入を検討しなければなりません。
ほとんどの場合、国民健康保険加入しますが、保険料が割高になる場合も多く、別で任意継続など、別の方法を取る方もいらっしゃいます。
自分の保険料を算出して、良い選択をしましょう。

厚生年金から国民年金へ

会社を退職し、フリーランスになる場合、厚生年金の対象外となるため、国民年金への切り替え手続きが必要となります。
国民年金は「基礎年金」と呼ばれ、国民年金に上乗せして支払う厚生年金と比べると、受給額が減少する特徴があります。
老後に手厚い年金を希望する方は追加で付加年金や国民年金基金に加入することも可能です。
 
書類関係の準備
・開業届を提出する
・青色申告書を作成する
・帳簿作成
・印鑑を作成する

開業届を提出する

会社員を退職してフリーランスになる場合、開業届を出しましょう。
必須ではありませんが、開業届を出すことで税制上優遇される場合もあるので、前向きに検討しましょう。

青色申告書を作成する

開業届とセットで検討していただきたいのが、確定申告の際に必要となる青色申告書。
「白色申告」または「青色申告」から選ぶことが可能ですが、青色申告の場合、最大65万円の控除を受けることが可能となるので、おすすめです。

帳簿作成

売上を計上するにあたって必要となるのが帳簿。
帳簿は確定申告の際にも提出が必須です。
税理士にお願いするパターンもありますが、”運用資金を抑えたい”と考える方がほとんどでしょう。
また、品目と金額を入力するだけで自動で帳簿を作成できる会計ソフトも業務の効率化と費用を抑える面でおすすめです。

印鑑を作成する

通常、印鑑登録など用に所持しますが、フリーランスとして活動する場合は通常の印鑑に加えて屋号がついた印鑑が必要です。
また、住所が記載された住所印があると、書類作成時に便利です。
 
 
設備環境を整える
・事務所を契約する
・通信環境を整える
・備品を準備する

事務所を契約する

フリーランスとして活動するにあたって事務所を構えたい方もいらっしゃるでしょう。
SEなどネット環境があれば、自宅でも仕事が可能な場合もありますが、オンオフをつけたい場合や、自宅住所など個人情報を極力控えたい場合、打ち合わせでお客様に来ていただく場合など、利便性を考えると事務所を構えている方がメリットは多いでしょう。

通信環境を整える

フリーランスのSEになるにあたって、通信環境が整っていることは必須項目です。
最近はポケットWi-Fiなどの選択肢もありますが、電波が不安定だったり、速度制限がかかったりする場合があるので、月額利用料金が安くともおすすめしません。
固定タイプのWi-FiルーターはポケットWi-Fiと比較して割高ではありますが、通信速度が安定しているため、おすすめです。

備品を準備する

印鑑と合わせて準備しておきたいのが、封筒や切手など書類配送に関する備品。
また、机や椅子、プリンター、ホワイトボード、文房具など、必要なものは一通り揃えておきましょう。
 
仕事に直結する準備
・名刺
・エージェント登録
・見積書・請求書

名刺

先方に挨拶する際、自分の身を明かすためにも名刺は必須です。
名前に屋号、住所、連絡、SNSなど、お客様に覚えていただく大切なツールですので、手を抜かず作りましょう。

エージェント登録

フリーランスとして活動するにあたって、どうやって仕事を取れば良いかわからない人もいるでしょう。
そういった方々におすすめなのが、エージェントに登録すること。
案件紹介や事務・経理などフリーで活動するにあたっての相談にも乗ってくれます。

見積書・請求書

仕事を受けるにあたって必要となるのが、見積書と請求書。
今までは会社の経理が処理してくれていたことも、フリーランスとなれば自分で準備しなければなりません。
あらかじめフォーマットを準備しておけばスムーズに契約を進めることができますよ。

辞めてから継続的にすること

ここからは会社員を辞めてから継続的に行うことをご紹介します。
 
仕事を取るために
・コミュニテイに入る
・スキルアップ
・お客さんへ連絡
・クラウドソーシングサイト

コミュニテイに入る

フリーランスとして活動するにあたって、今まで想像もつかなかったトラブルや悩みを抱える方も多いでしょう。
そういった場合、コミュニティに参加することをおすすめします。
仕事の受注方法、進め方に加えて、不安の解消にも繋がるでしょう。

スキルアップ

フリーランスとして活動するにあたって、あとまわしにしがちだけれど、重要なのがスキルアップに努めること。
会社員の時とは違い、ほとんどの業務をひとりでこなす必要のあるフリーランスは日々のスキルアップをあとまわしにしがちです。
ただ、長い目でみて大きな差がつくスキルアップはコツコツと長期的に続けることが重要です。

お客さんへ連絡

友人や知人、以前お仕事をさせていただいた方々にフリーランスとして活動すると連絡をいれましょう。
周囲の人々に再度、認識してもらい、関係性を構築することが重要です。

クラウドソーシングサイト

冒頭に述べたように生き方の多様化やテレワークなど、環境の変化により、フリーランスも身近に感じるようになりました。
それに伴い、近年「クラウドワークス」をはじめ、クラウドソーシングサイトが増えています。
登録してまめにチェックしましょう。
初めは単価に見合わない仕事が多いかもしれませんが、継続的に受けることで単価アップやスキルアップにも繋がります。

まとめ

今回はフリーランスとして活動するにあたって、必要となる準備を3つの段階別に紹介しました!
今回紹介した内容が全てが必須というわけではありませんが、準備しておいて損はありません。
ぜひ参考にしてみてください。

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中川 里美(ナカガワ サトミ)

中川 里美(ナカガワ サトミ)

20歳の時にアメリカで出会った経営者に誘われてライターの道へ。 自分の事業と並行して趣味レベルでライター業に取り組んでいたが、 その後のリモートワークやネットビジネス業界の普及により、 ネット環境があれば、どこでも仕事ができるライター業の魅了を再認識する。 現在、リサイドのライターとして、記事を執筆中。 好きなことは、旅と美味しいものを食べること。 今年の目標であったバンジージャンプと滝行と富士登頂を達成し、来年の目標を思考中。