フリーランス
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「目指せ1000万!システムエンジニアが年収を上げるために必要なこと」
今日技術の発展により、多くの企業でエンジニアの存在が重要視されるようになりました。
とは言え、エンジニアを取り巻く環境は日々変化しており、
まだまだ社会で解決するべく問題や、エンジニア自らが抱える問題が多くあることも現状です。
その中でも、彼らが抱える悩みの一つに「年収」があります。
エンジニアの中でも特に人気があるシステムエンジニア(SE)ですが、
年齢や経験により年収に大きな差があります。
今回はそんなSEが抱える悩みの一つである
「年収をあげる方法」をご紹介します。
SEとは
システムエンジニア(SE)とは、コンピューターのシステム開発に特化したエンジニアを指し、開発を依頼したクライアントに対して、要望や問題点などのヒアリングを行った上で、その内容を元にシステムに関する提案や設計、開発、テストを一貫して業務を行う仕事です。
ただし、大きなプロジェクトの場合、チームで業務を分担する場合もあり、キャリアアップの際に注目しておきたいポイントの一つです。
SEの平均年収
まずは気になるSEの平均年収について見てみましょう。
全国の採用の掲載している求人ボックスによれば、SEの平均年収は約508万円。
国税庁による「令和2年分 民間給与実態統計調査結果」と比較した場合、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は433万円ですので、SEの平均年収は高い傾向にあります。
ただし、全体の給与幅が321万円〜878万円と広く、スキルや勤続年数、会社規模により大きな差があると考えられます。
では給与幅が広い中、上位のクラスの年収1000万円を目指すためには、
どのような点に注目すれば良いのでしょうか。
ここからは年収をあげるために注目するべきポイントを大きく3つに分けてご紹介します。
「求人ボックス 給料ナビ」
https://求人ボックス.com/システムエンジニアの年収・時給
「令和2年分 民間給与実態統計調査結果」https://www.tkc.jp/consolidate/tkc_express/2021/09/202109_00709/
年収をあげるために必要なこと3点
・スキルを磨く
・転職をする
・独立する
スキルを磨く
一言にスキルを磨くと言ってもスキルには様々なものがあります。
・高いプログラミングスキルを身につける
年収をあげるための必須条件といえば、スキルを身につけること。
スキルの向上にゴールはありません。
一般的に求められる仕事スキルとして、「より早く」「より品質の良いもの」が求められますが、
SEの場合、これに加えて、「より保守性の高いもの」が求められます。
・1人でシステム開発を行う
先ほども述べたように、大きなプロジェクトを遂行する場合、SEの中でも役割分担をして行うことがあります。
その場合、「提案」「設計」「開発」「テスト」に各役割を分けて行う場合、ある一定の分野のみスキルを磨ける分、他の分野のスキルが疎かになる場合があります。
一度一貫して1人で開発を行うことで、経験とスキルが上がり、その後の転職や年収アップに影響すると言えるでしょう。
・経営スキルを身に着ける
経営者と同等のスキルも身につけることも、年収をあげることの近道です。
一般的な勤め人と経営者を比較した場合、稼げる額も自由度も選択肢も大きく異なります。
年収アップに向けて、独立することも一つの案として、考えておくことをおすすめします。
とは言え、経営者を選んだ場合のリスクも大いにあるので、しっかりと考えた上で慎重に判断する必要があるでしょう。
・人脈を広げる
年収をあげる方法の一つに「フリーランス」や「副業」という選択肢もあります。
そうなった場合、自ら仕事を受注する必要があります。
仕事をする上で、人脈スキルは必須です。
会社員の場合、営業がいるという理由で受注を任せっきりにして、技術ばかりを磨いていてもそれは得策とは言えません。
コツコツで良いので、エンジニアに特化した交流会に参加してみるなどして、人脈を広げる必要があるでしょう。
・コミュニケーション力をあげる
こちらも人脈とセットで考えていただきたいスキルの一つ。
今後、転職するにしても独立するにしても人間関係が良いに越したことはありません。
社内のコミュニケーション力が向上すると仕事も効率的に、人間関係も円満に進みます。
・資格取得
スキルアップの部分で最も単純明快な答えが、資格取得です。
とは言え、学べる種類も難易度も様々です。
一般的なものを取得することも一つですし、自分の今の業務にプラスとなる資格や今後年収アップを目指すために必要な資格を取得するのが良いでしょう。
転職をする
年収アップを目指すためにスキルを磨くことをご紹介しましたが、次に挑戦したいのが、転職をすること。
日本は昔から同じ会社に長く勤めるほど給料が上がる「年功序列」の制度が浸透してきましたが、急速に変化する社会情勢や少子高齢化などを理由に、今後は消えていくと言われています。
企業とフリーランスをマッチングさせるサイトや転職支援企業の多くがSE業界にも参入しており、今後はスキルアップや年収アップを目指して転職をする時代が一般的になるでしょう。
・スキルアップの転職
先ほど、年収をあげるために必要なスキルアップの一つに「資格取得」を紹介しましたが、転職をすることで、環境自体を変えてしまうことも一つの方法です。
社内や副業でのスキルアップと比較して、大胆かつ少々勇気が必要ですが、転職をすることでスキルアップに加えて、年収アップも狙うことができる一石二鳥の方法です。
・外資系に転職
スキルアップの転職に加えて、外資系に転職することも年収アップを目指す方法の一つかもしれません。
また、外資系の場合、年収1000万円を達成することも可能です。
理由として、外資系企業は、実力主義社会なので結果を出せば、それ相応の対価(給料)が頂けることが挙げられます。
年功序列にも左右されませんし、スキルと経験があれば、年収1000万円も夢ではないでしょう。
気をつけるべき点としては、結果が出せなければ、減給もありえますし、それ相応の高いスキルと経験が必要です。
転職を重ねるスキルアップと資格取得のスキルアップを同時に行うことで、最終的に外資系への転職を目指すことも方法の一つです。
独立する
最後に紹介する年収アップの方法は「独立する」ことです。
独立すれば、仕事を取る取らないや価格設定、働き方さえも自由に選択することができます。
ただ独立する(フリーランスまたは企業をする)場合、これまで年収をあげるために必要なことを満遍なくクリアする必要があります。
理由として、独立した場合の仕事の受注方法として、①企業とマッチングサイトを活用する、②紹介をもらう、③自分で仕事を取ってくる、の3つが考えられますが、どれも全てのスキルが必要だからです。
独立した人がよく「最初に苦労したこと」を口にしますが、ほとんどの場合、計画の無さか、上記のスキルが十分でないまま独立をしたためにトラブルが起きたことが考えられます。
まとめ
今回は「目指せ1000万!システムエンジニアが年収をあげるために必要なこと」と題して、3つのポイントに絞ってご紹介しました。
生き方や働き方が多様化する中、年功序列廃止の動きとともに、今日まではそれほど重要視されていなかった、プログラミングスキル以外のスキルが求められるようになりました。
年収アップをクリアするためには、スキル向上はもちろん、その場で求められることを即座に判断して迅速行動する適応能力が求められるでしょう。
また今回ご紹介したポイントにはメリットとデメリットが存在するため、ご自身のロードマップを基に、どの位置で年収アップを狙いたいか、どんな環境下で仕事をしていきたいかなど、具体的に決めた上で年収アップを狙うことをおすすめします。
中川 里美(ナカガワ サトミ)
20歳の時にアメリカで出会った経営者に誘われてライターの道へ。 自分の事業と並行して趣味レベルでライター業に取り組んでいたが、 その後のリモートワークやネットビジネス業界の普及により、 ネット環境があれば、どこでも仕事ができるライター業の魅了を再認識する。 現在、リサイドのライターとして、記事を執筆中。 好きなことは、旅と美味しいものを食べること。 今年の目標であったバンジージャンプと滝行と富士登頂を達成し、来年の目標を思考中。