Swiftって?iOSのアプリ開発で注目されているAppleのプログラミング言語を徹底解説!

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swiftとは

「アップル信者」というワードが誕生するほど、日本で親しまれているApple社。
毎シーズンリリースされるiphoneをはじめ、macbookなど、常に注目されているapple社。
今回はそんな注目されるappleが開発したiPhoneやMac向けのアプリケーション開発向けのプログラミング言語である「swift」について解説していきます。

Appleとは

まず開発元となるApple社について説明しておきましょう。Apple(アップル)は、アメリカのカリフォルニア州クパチーノに本社を置く、多国籍テクノロジー企業です。
アップルと聞くとスティーブ・ジョブズを想像される方が多いでしょうが、元は1976年にスティーブ・ジョブズを含む3名で設立し、1977年には法人化、その後、本格的なコンピューターの販売をスタートさせたと言われています。実はジョブズはその後、経営不振や役員との関係悪化を理由に一度Appleを退社しています。さらにその後、1996年に別会社を設立していたジョブズに声をかけ、会社ごとAppleが買収し、ジョブズはAppleに戻り、1997年CEOに就任しました。ここからAppleは脅威のV字回復を成し遂げ、ジョブズがAppleの看板として人々に認知されるようになりました。
2011年にジョブズはCEOを突然退任、その2ヶ月後には膵臓癌により、56歳という若さでこの世を去りました。その後もAppleはiMacをはじめ、iBook、iPod、MacBook、iphoneなど次々とヒット商品をリリースするだけでなく、Apple Books、App Store、iTunesなどソフトウェア製品などのデジタルコンテンツも幅広く提供しています。
そして2022年現在、Appleは誰もが知る売上高世界最大のテクノロジー企業となりました。

swiftの特徴

そんなAppleが2014年に発表したのが、アプリケーション開発向けのプログラミング言語である「Swift」その特徴はAppleを代表するシンプルな設計。
Appleといえば、iphoneをはじめ、デザインも設計もシンプルな構造が魅力と言われています。swiftは入門者・初心者が取り組みやすいプログラミング言語に設計されているため、専門性がなくとも誰でも簡単にアプリを開発することが可能な設計となっています。
 
そのため、今まで一般的に使われてきたプログラミング言語であるObjective-Cや、Objective-C ++などのC言語と比較して、コード数も少なく、使い勝手が良いことからC言語に代わる新たな言語として注目されています。
 
またApple公式サイトでは、Objective-Cよりも最大で2.6倍、Python2.7よりも最大で8.4倍高速に動作すると具体的な数値を用いて発表しています。
 
さらにswiftはソフトウェアを構成しているプログラム「ソースコード」を、無償で一般公開することで、誰もが使用可能となる「オープンソース」であることに加えて、Objective-Cとの相互性も確立されており、開発途中であっても簡単に移行することができるなど、高い相互性も魅力の一つです。
 
加えてこのswiftはappleだけでなく、Windowsにも対応しているという大きな特徴があります。Appleだけでなく、windowsのアプリケーションでも開発が可能であることから、さらに普及しやすい環境が整っていると言えるでしょう。

swiftのメリット

これまでswiftの特徴をいくつか述べてきましたが、一番のメリットといえば、コードがシンプルなこと。扱いやすく、初心者でも取り組みやすい仕組みとなっています。
文法が簡略化されたことで、複雑な言語を使用しないため、プログラミングの際にバグやコードの記述ミスを防ぐことにも繋がると言えるでしょう。
 
またApple社が提供するMacOS向けの統合開発環境であるX codeは、ソースコードの編集に加えて、その場でプログラムの動作確認ができる、「自動テストツール機能」を兼ね備えています。
こちらを活用すれば、リアルタイムで動作確認が可能となるため、ミスにすぐ気づくことができる他、開発時間の短縮にも繋がります。
ちなみにこのX codeはジョブズが一度目にAppleを退社し、起業したNeXTを進化させたものです。ここでもジョブズの技術とアイデアが生きていると思えば考え深いですね。

swiftの開発環境

開発するにあたって必要なものはパソコン以外に3つあります。
・Apple ID
・X code
・Developer ID
 
Apple IDはiTunes Store、App Store、iCloud など、Apple の全サービスに共通して利用できるIDです。
通常Apple IDを取得することで、iTunes Store からの曲の購入、App Store でのアプリのダウンロード、iCloudでのデータを保存、iphoneを探す機能、iMessage ・Apple Music 機能の利用などApple IDを取得することで、これらのApple機能を一元で管理することができます。
今回は開発者として登録を行ったApple IDが必要となるので普段使用しているApple IDとは別で用意するのが良いでしょう。
 
X codeはappleの提供している統合開発環境(ソフトウェア)です。2003年の発売当初は当時のmacには全てこのX codeが搭載されていました。無料でダウンロードすれば、誰でもswiftを利用することが可能です。
X codeの主な機能はテキストエディタ、インターフェースの作成、デバック、ビルド、テスト、シミュレーター、ソースの管理と多岐に渡ります。このようにMacやiPhone、iPadなどのアプリケーション開発に必要なものが、すべてこのX codeに組み込まれています。
現在、App Storeには150万を超えるアプリが掲載されていますが、これらはX codeで作られたものです。
 
Developer IDは証明書を取得することで「iPhone」や「Mac」では「App Store」以外の場所からアプリをダウンロードすることが可能となります。
また、Appleからの公証チケットを含めることで、そのソフトウェアが不正かつ、有害に動作させる意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードを指す既存のマルウェアかどうか、確認することが可能です。

swiftの今後

Swiftがリリースされたことで、誰もがiPhone、iPod touch、iPadアプリ、Macアプリ、Apple watchアプリ、Apple TVアプリを開発することが可能となりました。
 
また以前はプログラミング言語の使い分けが必要だった、WebアプリケーションとWebサーバーも、swiftを用いることで開発が可能となり、よりエンジニアが挑戦しやすい環境が整いました。
 
加えて、swiftは以前から使われてきたObjective-Cと比較すると、格段に使い勝手が良いこともあり、今後ますます利用されるプログラミング言語と言えるでしょう。

swiftを仕事にするには

ここまでswiftの特徴とメリットを紹介してきましが、プログラミングの市場としては、まだまだ小さい市場であることが現状です。ですが、世界を代表するテクノロジー企業であるAppleが全面的に普及に力を入れていることもあり、今後比較的早いスピードで普及していくと考えられています。
 
日本国内での携帯のシェア率は、Appleが開発したiphoneのシェア率は50%を超え、さらに今後も伸びていくと予想されます。先にもお伝えした通り、SwiftはAppleで扱うアプリケーションとして、無くてはならない存在です。そのため、今後も開発に力を入れる企業は増えることが予測されます。並行してswiftを扱えるエンジニア、プログラマーの需要も今後さらに高まると予想されます。
 
現在のswiftプログラマーの需要はさほど高く無いとしても、扱えるプログラマーが少ない今のうちに取得しておくと、今後仕事を獲得する上で優先的に仕事を取得することができるでしょう。
 
また、エンジニアの年収は経験や実力により大きな差があります。
一概に、”swiftのエンジニアに転職をした”と言って、大きく年収が上がるとは言えませんが、扱える言語が多いほど、多くの会社に必要とされるため、取得しておいて損はないでしょう。

まとめ

今回は今大注目のiPhoneやMac向けのアプリケーション開発向けのプログラミング言語である「swift」について解説しました。
市場として見るとまだまだですが、比較的成長が早く普及していることに加え、現状swiftを取得している人が少ないため、今後も案件を獲得しやすい環境にあると考えられます。
これを機にプログラミング言語であるswiftを始めてみるのはいかがでしょう。

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中川 里美(ナカガワ サトミ)

中川 里美(ナカガワ サトミ)

20歳の時にアメリカで出会った経営者に誘われてライターの道へ。 自分の事業と並行して趣味レベルでライター業に取り組んでいたが、 その後のリモートワークやネットビジネス業界の普及により、 ネット環境があれば、どこでも仕事ができるライター業の魅了を再認識する。 現在、リサイドのライターとして、記事を執筆中。 好きなことは、旅と美味しいものを食べること。 今年の目標であったバンジージャンプと滝行と富士登頂を達成し、来年の目標を思考中。