今理解しないとやばい!ブロックチェーン技術が5分でわかる ~応用編・未来編~

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はじめに

前回は基礎編として、ブロックチェーンとはどういった技術なのかを話しました。
(基礎編はこちら
今回は、ブロックチェーンの応用と未来についてお話していきたいとおもいます。
 
応用編では、ブロックチェーン技術を使ったツールや製品の説明をします。
未来編では、近い未来に実現するであろう、ブロックチェーン技術を使った製品を説明していきたいとおもいます。
少し突飛抜けている話になるかもしれませんがあくまでも可能性の一部として楽しんでください。

ブロックチェーンの応用

1.仮想通貨

まずはブロックチェーン技術を応用して作られていたもとして、もっとも有名なのが仮想通貨です。仮想通貨の中で最も有名なのがビットコインですね。

仮想通貨(暗号資産)の特徴として、円やドルといった紙幣や硬貨など実在する“法定通貨“とはことなり、ネット上の至るとこに実物を持たないデジタルな通貨というが主な特徴です。

さらに仮想通貨の利点としては以下があげられます。
1.紙幣価値が低い国で資産を担保する通貨の代替品として活躍する。
2.国と国をまたぐ通貨の送金が速い。
3.24時間送金ができる。
4.株やFXとは別の新たな資産形成の形。

他にもありますが、主な利点としてはこのようなところでしょうか。
その中で最も利点として大きいのが2つあり、それが、1と2でしょう。

特に「1.紙幣価値が低い国で資産を担保する通貨の代替品として活躍する。」は
国の情勢が不安定ところではより強く働く利点であり、さらに視点を引いてみると世界全体の経済の底上げにもつながるといった利点があります。
 
次に「2.国と国をまたぐ通貨の送金が速い。」では、1回の取引が20分で完了するということです。
通常通貨で国をまたぐ取引には数日かかることがざらにあります。
もし、急ぎの取引があり期日までに振り込みを行わなければいけない時にとても不便です。
でも仮想通貨の場合は、24時間いつでも素早く送金することができるのでそういった不便がありません。
 
でも、利点だけではなく、欠点もあります。
1.価値が不安定
2.取引場を利用している場合に取引場がハッキングに合う可能性がある
 
この中でも特に、大きいのは「1.価値が不安定」であることだと思います。
例えば、送金時に1ビットコインの価値が100万円だとしても、受け取り時には90万円まで下がっていることもあります。
このような場合、1ビットコインの価値は90万円と確定してしまっているので、受け取り側の‐10万の損失になります。
 
仮想通貨にはこのような課題があり、まだまだ発展途中な技術であるということが全世界での普及率の拍車にブレーキをかけているところかもしれません。

2.NFT (Non-Fungible Token(非代替性トークン)

続いて、仮想通貨にも似ているものとしてNFTをご紹介します。

NFTはデジタルアートなど、実体のない美術品の不正コピーを防ぎ
実際する美術品と何ら変わらない価値を担保するような特徴があります。

今までのデジタルデーターの場合は、容易にコピーを実施し全世界にばらまくことができていました。
そこで、ブロックチェーンの不正改善ができない特徴を合わせたデジタルアートを作成することで、作成者の利益を守ることができることができるようなりました。
 
実施していることは、仮想通貨がデジタルアートに置き換わっただけではありますが、
その威力は絶大であり仮想通貨に次ぐ人気の投資(投機)先ともなっています。
 
また、現在NFTは“絵”などの美術品だけではなく・・・
・トレーディングカード
・仮想上の土地
・ゲーム上のキャラクター
・ゲーム上のアイテム
でも、取引されている一歩先行く新しい製品となっています。
 

3.資料の改ざん防止

もっとも、単純で簡単な応用先としても資料の改善や漏洩防止にブロックチェーンは活躍します。

例えば、今までの紙や電子データーでは容易に情報の改ざんがされてしまうことが起きておりました。
また、データーが外部へと漏れた場合も暗号化されている場合にも復号化されてしまい、中身をみられてしまうといった大きな問題があります。
 
そこで、ブロックチェーンの技術を応用してデーターが不正に改ざんされた場合でも互いにデーターの正常性を確認することで不正な改ざんがされたとしても見抜くことが可能になります。
 
また、もし仮にデーターを盗まれたとしても、データーを開くための所在地などをブロックチェーンに仕込むことで、その場所でしか開くことができないようすることで仮に情報が漏洩したとしても閲覧することができないようになります。

4.生産された商品の情報改ざん防止

もっとも、身近なブロックチェーンの応用としては食品の安全の確保ではないでしょうか。
 

自分たちが今食べている野菜やお肉など誰が作っているかなどは不明なままに食べています。スーパーマーケットによっては「この野菜は○○さんがつくっています。」と表示していますが、そこに正確性はふくまれていませんよね?
 
言い換えると、うそをついていても調べる術が少なく、調べた結果の正確性も確認する術がありません。
 
ですが、ブロックチェーンを使用すれば・だれが・いつ・どこで・なにを・どのように して作られたが消費者に届くまでに担保されるようになります。
 
もちろん、実在する野菜にブロックチェーンを利用するにはまだまだ課題はありますが、
もっとも身近でブロックチェーン技術を感じるのもすぐそこまで来ているかもしれません。
 

ブロックチェーンの未来

ここでは近い未来にブロックチェーン技術を使った製品の可能性について記載しています。
かならずこのような製品が出るものではありませんが、可能性の一つとして楽しんでもらえればと思います。

1.ゲーム内アイテムの売買で仮想通貨を得る

先に述べているNFTと似ているものとしてゲーム内でゲットしたアイテムそのものを、仮想通貨に変えることができる未来がきます。
今の日本ではリアルマネートレードは禁止されていますのでかなりグレーなところではりますが、新しい働き方として、ゲーム内で働いてお金を得るといった流れが必ず発生するとされています。

2.ゲーム間で作成したキャラクターのデーターを引き継ぐ

別のゲーム間で育てたキャラクターをステータスそのままに引き継ぐことができるようになります。そう、まるで、某ライトノベル(アニメ)のソー○アート・オン○インのように。

ブロックチェーン技術だけではこの未来は不可能ではありますが、ゲーム間のプラットフォームの統一であったり、情報をコンバートする際の引継ぎ方法をどうするかなどの様々な課題がありますが、育てたキャラクターの不正改ざんを防ぐ、つまりチート行為などを防ぐことができるようにするにはブロックチェーン技術は活躍します。
 

最後に

ここまで、ブロックチェーンの応用と未来として、現在実在するサービスから近い未来に製品化するだろう未来を書いてきました。
 
これ以外にもブロックチェーン技術を使用した製品が出てくることは間違いなく、
また、ブロックチェーンが苦手とする箇所は別の技術がカバーしてお互いの特徴を兼ね合わせた新たな技術もでてくるでしょう。
 
今回はあくまでも「ブロックチェーンとはなにか」を分かりやすくするために、突拍子もない未来のお話もあったかもしれません。
 
ぜひ、誤解をしてほしくないのはブロックチェーンはあくまでも技術の一つであり、この技術を利用した未来は無限大に広がっているのは間違いありません。

余談

最近何かと話題の仮想通貨について、様々な悪い憶測が飛び交っているようですので、そちらを話題に持ち上げて雑談をさせていただきますと。
 
数年前までは「仮想通貨は危ない」や「仮想通貨は詐欺だ」とか「結局セキュリティが甘いから盗まれるんだ」などと騒がれていました。
 
「仮想通貨は危ない」や「仮想通貨は詐欺だ」とかは、2015年頃、まだ仮想通貨が一般に浸透していない時に考えられていました。
確かに、初めのうちはどういった商品もそれが画期的なものであればあるほど、怪しいものに見えるものですよね。
今となっては仮想通貨はデジタルゴールドなんて言われるほどの手のひら返しでこぞって集める人が現れましたし、事実、金と同じように価値のあるものと思われています。
 
ビットコインを例に挙げるとこのままの価格推移でいけば、将来的には1ビットコイン5千万円の価値にまで上がるのではないかという記事もあります。
 
他にも「結局セキュリティが甘いから盗まれるんだ」と騒がれていたのは、2017年に起きたいわゆる「coincheck事件」が原因ですね。
これは、仮想通貨NEM(ネム)が何者かによって盗まれたという事件です。
 
確かにここだけ見ると、「結局セキュリティが甘いから盗まれるんだ」と思われるかもしれませんが、根本的な盗んだ手口が違うことを理解して正しく恐怖してほしいです。
 
この時の事件の手口は、coincheckのホットウォレットにすべてのNEMを置いておいたのが原因でハッキングによってNEMを別のウォレットに移したというのが手口です。
 
ここでいう、ホットウォレットというのは、銀行の窓口にすべての円を客に見える位置におきっぱないしでいることだと想像してください。
もし銀行強盗がきたら、そりゃー見えているお金を全部持っていきますよね?と当たり前の事故&事件になっただけなんです。
 
そもそも、coincheck事態のセキュリティも甘いのが本当の原因ですので、仮想通貨そのものにおびえる必要はありません。
 
知らないことでおびえるのではなく、しっかり理解したうえでおびえていただきた位というお話でした。

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なっしー(岩瀬 勝義)

なっしー(岩瀬 勝義)

インフラエンジニアとして働きながら、趣味でプログラムやネットワークを勉強し、 収入の三本の矢を目指して、仮想通貨や不動産やブログなども勉強中。 一旦の目標としてどこに住んでいても生きていいける基盤つくりを目指しています。