フリーランスが在宅勤務するメリット・デメリット

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フリーランスとして活動していく中で、在宅で業務を行うこともあります。
 
去年から在宅勤務が少しずつ増えてきましたが、今後はもっと増えていく可能性もあります。
 
そこで今回は在宅勤務をするメリット・デメリットについて解説します。

在宅勤務のメリット

早速在宅勤務のメリットをご紹介します。
●     働く時間が確保しやすい
●     会話が最小限で済むため作業に集中しやすい
●     余計な人間関係を構築しなくて済む
順に解説します。

働く時間が確保しやすい

在宅勤務をすると、一般的には時間が働く時間が確保しやすいです。
出社と比較して通勤時間が短いからですね。
 
たとえば、片道30分かけて出社している人と比較すると、
月にして約20時間も使える時間が増えることになります。(平日5日間勤務する場合)
 
フリーランスとして成果報酬型の仕事をしている場合だと、やればやるほど売上が上がっていきます。
よって働く時間が多いほど収入が上がりやすいです。
 
そのため稼ぎたいと思っている人にとっては、在宅勤務はメリットになりえます。
 
また、別の角度から考えると、浮いた時間を休息の時間に充てることもできます。
そうすると疲れが溜まり辛くなって、仕事の生産性の向上に繋がるでしょう。
 
在宅勤務を行うことで、いわゆるワークライフバランスが整いやすいことは私も実感しています。
 
しかし個人的に在宅勤務が優れていると思うのは、ワークライフバランスが整うからではなく、先ほど書いたように空いた時間を仕事に使える事です。
「時間」は誰しもが平等だからこそ他人とすぐ差別化ができるポイントです。
 
上記の例でいえば、「たった1日1時間」ですが、それを有効に使えれば大きな差がつくことは間違いないでしょう。

会話が最小限で済むため作業に集中しやすい

出社する場合と比較してチームの人と会話をすることが激減します。良くも悪くも必要な会話しか取らなくなります。
 
会話に割く時間が減ったり、突然話しかけられることがないため作業に集中しやすいです。
 
とくにITエンジニアの場合だと、「今は話しかけて欲しくない」というシーンが結構あると思うのですが、
在宅勤務をしているとそういった心配がなくなるので安心だと思います。
 
自分一人で問題を解決できる力がある方ならば、在宅勤務の方が良いでしょう。
反対にまだ誰かに聞かないと不安がある、という方はあまり在宅勤務は向いていないかもしれません。
 
私の職場でも、スキル的に一人で業務を行うことが苦手な方は在宅勤務に苦労している印象です。
チームの雰囲気にもよるとは思いますが、どうしても気軽に聞ける環境ではないからですね。(自分発信でチャットや電話をしないといけないので気をつかう)

余計な人間関係を構築しなくて済む

在宅勤務だと先ほど解説したように直接話す機会がグッと減ります。
会話は必要な時しかしないわけですから、不要な人間関係が構築されることはほとんどないです。
 
当然私語をすることもなくなるので、一緒に仕事をしている人がどういう人かもわかりません。
私自身もいまどういう人と仕事をしているのか、まったくわかりません。なんなら顔も知りません(笑)
 
これをどう捉えるかで在宅勤務の適性がある程度わかります。
●     顔も性格もわからない人とは仕事はできない
●     顔も性格もわからないけどとりあえず仕事をしてくれるなら良いや
 
後者の性格の方なら問題なくやっていけると思います。
 
在宅勤務は出社と比較して良くも悪くも一人の世界になることが多いです。
必要最低限の人間関係だけ築いて作業をしていきたい、という方であれば在宅勤務を行うメリットがあるでしょう。

在宅勤務のデメリット

続いて在宅勤務を行うデメリットをご紹介します。
●     自己管理能力が低いと生産性が落ちる
●     プレッシャーを受けやすい
●     気分転換がしづらい
順に解説します。

自己管理能力が低いと生産性が落ちる

在宅勤務を行うことで、人によっては生産性が落ちます。自己管理能力がないと在宅勤務で成果を上げることはできません。
 
メリットの部分で解説した通りですが、会話も減り人間関係も薄くなるので自己管理能力がない人は一気に落ちていきます。
 
簡単に言えば自己管理能力がない人は「サボる」のです。そして最低限の仕事だけをするようになります。
しかし周り仕事のクオリティを見ればその人がどういう前提で仕事をしているのかはわかりますよね。
 
「神は細部に宿る」ではないですが、どう上手く繕ってもやはり粗い仕事をしている人は簡単に見抜かれますし、差を付けられます。
 
とくにフリーランスは信用を失うと仕事が回ってこないので、この点は注意した方が良いです。

プレッシャーを受けやすい

在宅勤務をしていると気軽に相談できる人が周りにいないので、孤独感を感じる事があります。
 
その中で責任が重い仕事が振ってくると、相応のプレッシャーと闘うことになります。
私としてはプレッシャーと闘うことも訓練の1つと思ってやってきましたが、やはりしんどい思いをしたのは間違いないです。
 
プレッシャーに弱かったり、精神面で不安がある方は業務量をうまく調整しないと次第に自分で首を絞めることになります。
信頼される人には仕事が集まるので、フリーランスは活躍できるうちは、自分が断らなければどんどん仕事が増えていくはずです。
 
しかし仕事も増える中で、さらに在宅勤務でプレッシャーを感じながら信頼を勝ち得るクオリティで仕事をすることは簡単ではありません。

気分転換がしづらい

在宅勤務をしていると職場と自宅が同じ場所になるので、仕事とプライベートの境界線が曖昧になります。
 
ですから仕事をしながら友達と連絡を取ったり。仕事と遊びを1日の中で何度も繰り返したり。
というように仕事とプライベートが混在してくるはずです。
 
「ONとOFFをしっかり切り替えたい」という人だと、在宅勤務はデメリットになります。
 
しかし私の場合は仕事とプライベートが曖昧になったことで、気分の上がり下がりが少なくなりました。
 
平日も土日も休みなく仕事をしていますが、苦痛に感じる事はありません。
むしろONとOFFがなくなったことで「日曜日の憂鬱」がなくなったのは個人的には嬉しく思っています。

まとめ

いかがでしたか?
今回は在宅勤務を行うメリットとデメリットを解説しました。
 
在宅勤務のメリット
●     働く時間が確保しやすい
●     会話が最小限で済むため作業に集中しやすい
●     余計な人間関係を構築しなくて済む
 
在宅勤務のデメリット
●     自己管理能力が低いと生産性が落ちる
●     プレッシャーを受けやすい
●     気分転換がしづらい
 
世間ではまだまだ在宅勤務の割合が少ない為、羨ましがられることもありますが、このように良いことばかりではありません。
 
メリット・デメリットを正しく理解して、自分に合った働き方を選択しましょう。

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Souta

Souta

Web系エンジニアとして活動。共同で開発した音声型ナレッジ共有ツール「decci」を2021年9月β版ローンチ。弱小ブログ運営中。暇だったので当メディアのライターにもチャレンジ。人間の思考に興味関心がありそういう系の本を読むのが好き。